福井信蔵 氏&北村健 氏

PasonaTechのイベントで六本木ミッドタウンまでお話を聞きにいきました。お二人とも見るからにトップクリエイター!「結果がすべて」と大変熱のこもったお話を聞くことができました。手代木先生のデザインワークスを思い出す内容が盛りだくさんでした。
福井信蔵さんは写真通りの方です。BAでは中村勇吾さんと一緒だったのですね。

  • 業界裏話
    • ビール会社は5社協定で表現範囲の規制がある
    • テレビには数十億かけるがWebには数億が現在のMAX相場?
    • 日本の広告代理店は制約が多い(海外はクリエイトエイジェンシーが主導する=作りたいものが優先)
    • トヨタ(レクサス関係等)の滞留時間は8分以上のものが多い
    • ヨドバシやビックカメラでは最近「指名買い」が多い(製品の認知が高い)
    • 外注した作品にてW3Cをはじめとする標準化が守られていないようなものはレベルが低い(納期や予算等を見直しコミュニケーションを良くとるべき)
  • Webデザインの仕事
    • グラフィックデザインエディトリアルデザインの基本=文書構造の考え方はWebも同じ(どう視線を動かし、ページをめくらせていくか設計)
    • Webデザインは視線はあまり動かず中身をどう動かすかを設計(インタラクティブな世界に身体性を取り込む)
    • どちらも情報の秩序をきちんと与え、認知心理学を踏まえて情報を整理することが重要
    • コンタクトポイントの設計が出来てその中でWebの役割を認識することが重要
    • ニーズの源泉にどこまで近づけるかが大事(そもそも何を作りたいのか・感覚や感性必要)
    • 人間力・ヒューマンスキル・コミュニケーション能力は必要
    • インプットなくしてアウトプットなし(はじめはごみでもまねしてみるそのうちごみは拾わなくなる)
    • ロジカルな設計と感覚的創造性の両方が必要(近道はないやりつくしてアイディアがでる)
    • 技術は目的を達成する手段(ゴールイメージがあれば勉強できる)
    • Webは最後に到達するメディア=一番詳細な情報がある場所(最終到達点という責務がある)テレビと異なり結果が数値ででる世界。結果がでなければ次の仕事は無い。
    • 好きだからできる。不安を感じるならやめたほうがいい。